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2010年6月 8日 (火)

割り箸の四方山話(4)

今の林産業の環境では、「割り箸の原料を確保するために森林を伐採する」という考え方は、ほぼ成立しないと言っていいでしょう。
昔はともかく、今の木材価格では、こと国内においては割り箸のために伐採するという考えには、おそらくならないでしょう。

割り箸の原料となる丸太は、山林での造材・造林により出材したものの中から、割り箸として使われそうな丸太を選別して、使用されているはずです。
つまり、主産物ではなく、副産物というポジションなのです。
人工林の間伐作業や、私が取り組んでいる天然林の改良作業によって、出材した丸太から割り箸が作られたとします。
このような過程で生産された割り箸を取り上げて「環境破壊の象徴だ」と言われても、正直言って反応に困りますね。

ただし。

環境破壊と言われても仕方が無いぐらいの山林経営において発生した丸太も、当然のように割り箸の原料となりえるのです。
国内産の割り箸全てが、環境に一切の負荷を与えてはいない、と言い切れないところにも面映いところがあります。

胸を張って、割り箸は環境に優しい! と言えるのなら、何の苦労もないのですがね。

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